由加神社本宮ご由緒
由加神社本宮ご本殿(岡山県指定重要文化財)
日本三大権現の一つ、また厄除けの総本山として知られる由加山 由加神社本宮は二千有余年の歴史を持つ神仏混淆のお山。
その昔、磐座信仰(巨岩をご神体)と唱え近郊の人々の守護神として崇められ、その後七三三年(天平五年)に行基菩薩が十一面観音を祀り、併せて神仏混淆の霊山として崇拝されてきました。
桓武天皇の代以来、朝廷の祈願所として繁栄し、拝殿には菊花ご紋章を拝受しております。
江戸時代中期には備前藩主池田侯の祈願所として当権現・由加大神様への信仰は篤く、正月・五月・九月には藩主自らご参拝になられておりました。(その時ご参拝になられた建物が由加神社本宮ご本殿です)
また、『ゆがさん・こんぴらさん両参り』と云われ、両社をお参りすればご利益が沢山頂けるという『両参り』の風習が広がり、今も全国津々浦々から信仰されております。
過去の歴史などから見ても由加の権現様・大神様は『有求必應』“求めが有れば必ず應じて下さる神様”として、年間を通して多くのご参拝者をお迎えしております。
ご祭神・本地仏・境内社
ご祭神 |
手置帆負命 ・ 彦狭知命 ・ 神直日命 |
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本地仏 |
阿弥陀如来 ・ 薬師如来 |
境内社 |
天 津 神 社… 天之御中主神 素盞嗚神社 … 素盞嗚尊 稲 荷 宮 … 倉稲魂命 由加天満宮 … 菅原道真公 |